陸羽東線
 鳴子温泉駅
 鳴子温泉 滝の湯


 瀬見温泉駅
 瀬見温泉 共同浴場









陸羽東線


鳴子温泉駅 鳴子温泉 滝の湯

所要時間(片道):駅から徒歩5分ほど

<行き方>
改札はひとつ。駅前はバス・タクシーの小さなロータリー。その出口を横切る温泉街のメインストリート(両側にお土産店が立ち並ぶ)を右に進み上り坂を登る。数十メートル先に滝の湯への道標(看板)があるのでそこを左折。旅館合間の坂道を登る。途中飲食店のある地点でS字クランクがあり、その先右手に滝の湯がある。
駐車場あり。

所在地:宮城県玉造郡鳴子町湯元
MAPIONによる地図表示

電話:0279-83-3441(鳴子観光・旅館案内センター)

鳴子町観光協会

営業時間: 7:30-22:00

定休日: 無休

入浴料金:150円

泉質等:酸性-含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム-鉄(2)-硫酸塩泉 46.2℃


列車のドアが開いてホームに降りた瞬間から硫黄の臭いが漂っているここ鳴子は、温泉観光業衰退の典型的な経過を辿っている街ではあるが、その臭いが確かな泉質を懸命に主張しているかのように感じられる。

滝の湯の隣(手前側)の商店前にある自動券売機で入湯チケットを購入する。建物の後ろからは湯気が濛々と上がっており、つい入る前からお湯への期待が膨らんでしまう。

滝の湯とはつまり打たせ湯のことである。浴室は歴史ある温泉地に相応しくヒバ造りで、裏の温泉神社にある源泉から湧き出た白濁のお湯が丸太の樋を伝って湯屋に入り、そこから轟々と滝のように流れ落ち浴槽に注がれている。寒い日はその飛沫が湯気を普段にも増して充満させ、浴室の視界を真っ白にさせる。
酸性のお湯なので石鹸類は使えず、このためかカランも無いが、お湯自体に殺菌作用があるから、桶で湯を掬って体に万遍なく掛ければそれで十分事足りる。やっぱり鳴子のお湯は素晴らしい。

 備付品等はなし



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瀬見温泉駅 瀬見温泉 共同浴場

所要時間(片道)徒歩10〜15分

<行き方>
改札はひとつ。左右に国道が走り、駅前のT字路から比較的広い道が伸びているので、その道をひたすら進む。小国川の橋を渡ると温泉街に入る。老舗喜至楼の下で道が右にカクッと曲がったところに浴場のある公民館が立地している。1階が公衆浴場で、2階がふかし湯となっている。
車は2〜3台なら駐車可能。

所在地:山形県最上郡最上町瀬見温泉
MAPIONによる地図表示

電話:0233-42-2123

営業時間: 6:00-18:00 (ふかし湯は9:00-12:00 13:00-16:00)

定休日:無休(ふかし湯は土日祝休)

入浴料金:100円(ふかし湯は300円)

泉質等:ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 67.2℃


 駅を降りて温泉街まで歩く途中、あちらこちらに義経と弁慶が描かれていることに気付いた。なにか謂れでもあるのかと調べてみたら、義経と弁慶が洛中から落ちのびて平泉へ向かう道すがら、弁慶がこの瀬見温泉を発見したという伝説が残っていることがわかった。義経の側室である静御前が産気づいたので、産湯にするお湯を探していたら瀬見温泉に行き当たったというのだ。
 関東や東北には義経や弁慶に纏わる伝説が数多存在しているが、その多くが首を傾げざるを得ないようなものであり、郷土愛に溢れる御仁には申し訳ないがおそらくこれもその一つだと思われる。各地の伝説のひとつひとつを信じていたら、義経・弁慶が何人いても足りない上、あまりに超人的すぎる(津軽半島の三厩に残る伝説然りである)。尤も伝説というものは騙されることを楽しみとして聞くものなのだろう。

 共同浴場は一見それらしき建物には見えず、単なる公民館のようである。駐車スペースからちょっと下がった狭い入口へ向かうと、入口のドア横に機械が備え付けられており、これに100円を入れるとドアが開くようになっている。
浴室は浴槽しかないシンプルな構造で、窓の下には小国川の流れを眺めることができる。吐出口から注がれるお湯はチョロチョロとしか出ていないが、おそらくこれは源泉が熱い為、温度を調節する目的でわざと流量を細くしているものと思われる。それだけお湯の質を大切にしているわけだ。実際に透き通ったお湯は熱めだが、さっぱりとしていて気持ちよい。

 ここには「ふかし湯」という名物風呂がある。私が訪れたときには係りの方が留守で体験できなかったが、早い話が温泉の湯気を患部に当てて、そこを温めることによって治療しようとする伝統的なものだ。件の伝説はともかく、こうした温泉の活用法が残っているということは、ここが古くから湯治場として愛されてきた証でもあり、誇るべき郷土の財産である。

 似たようなものとして青森県の八甲田に「まんじゅふかし」があり、これは私も体験済みだ。温泉の蒸気が出る部分に腰掛けることにより、体を温めようというもの。なお「まんじゅ」とは津軽弁で「まんP(女性のあそこ)」という意味で、実にストレートなネーミングである。余談だが、真ん中分けの髪型を津軽弁で「まんじゅわけ」という。


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