磐越西線
 磐梯熱海駅
 磐梯熱海温泉 ユラックス熱海



会津鉄道
 湯野上温泉駅
 湯野上温泉 えびすや


野岩鉄道
 川治湯元駅
 川治温泉 岩風呂








磐越西線


磐梯熱海駅 磐梯熱海温泉 ユラックス熱海

所要時間(片道):駅から徒歩7〜8分

<行き方>
駅前ロータリーから右手へ伸びる通りを真っ直ぐ道なりに進み、コンビニ(セーブオン)のある交差点を越すと、右手に大きな建物が現れる。

所在地:福島県郡山市熱海町熱海2丁目148-2
MAPFANによる地図表示

電話:024-984-2800 

営業時間: 9:00-21:00(チケット販売は20:30まで)

定休日: 第1火曜日

入浴料金:400円(入浴のみ)、1000円(1日券)

泉質等:アルカリ性単純泉 54℃ pH9.15


 熱海といえば一般的には静岡県の熱海を思い浮かべるのだが、海にも静岡県にも所縁の無いこの磐梯熱海に何故「熱海」という地名がつけられているのかといえば、源頼朝の奥州征伐後にこの一帯(安積郡)の領主となった伊豆出身の伊東氏が、熱海のようにコンコンとお湯が湧き出ていることから故郷伊豆の熱海を偲んで名付けたらしい。考えようによっては転封された武将のノスタルジーとホームシックの所業と言えるかもしれない。この磐梯熱海にある共同浴場のうち、誰でも気軽に入れるのが郡山市自慢のユラックス熱海だろう。

 典型的な地方自治体の巨大ハコモノ施設で、健康風呂と称される温泉浴場のほかにも25m温水プールや多目的ホールなどが併設されており、外観だけではこの中にお風呂があるとは到底思えない。吹き抜けになっているエントランスホールでどこにお風呂があるのかと尋ねたところ、階段を降りた一番奥に受付があるとのこと。どんな施設でも一目すればどこに何があるのか程度はわかるものだが、広い割りには全体的に地味な色調でまとめられているこの館内はいまいち掴み処がないようで、案内されてようやく目的とする場所がわかった次第だった。私が訪れた時間が開館して間もないからだったかもしれないが、それにしても仰々しい中にも空虚感が漂っている建物である。

 ここのお風呂には「岩の湯」と「萩の湯」という2種があって、この日男性に割り当てられていたのは「萩の湯」だったが、さすがに中は綺麗で広く使い勝手がよかった。通常の浴槽の他にも露天、打たせ湯、寝湯、サウナ等があって、いわゆるスーパー銭湯のスタイルになっているのだが、全体的に曲面を多用した造りになっており、ひとつひとつが大きてゆったりできる。

 磐梯熱海温泉のお湯は共同管理されており、源泉から湧き出たお湯を一旦集約してから各配給先に分配するシステムをとっている。無論ここのお湯もそのシステムによって配給されたものなのだが、その量には限度があるため、大きい浴槽を常に満たす必要からかはたまた別の理由があるのか、申し訳程度にオーバーフローさせているものの当然のようにお湯を循環させている。だからお湯の質に期待するのではなく、広さや使い勝手の良さに期待して利用すると良いように思う。

 ボディーソープ&シャンプー・ドライヤー・コインロッカー(使用後硬貨返却)・自販機あり。休憩スペースは1日券購入者のみ使用可。

 
     外観及び「萩の湯」浴室

トップこのページのindex


会津鉄道


湯野上温泉駅 湯野上温泉 えびすや

所要時間(片道)徒歩約2分

<行き方>
駅を出て目の前のT字路を右に折れ、橋を渡るとすぐ。

所在地:福島県南会津郡下郷町大字湯野上字五百地乙193-13
MAPIONによる地図表示

電話:0241-68-2232

営業時間: ?

定休日:?

入浴料金:日帰り入浴1回:500円

泉質等:弱アルカリ単純泉


 湯野上温泉には囲いも脱衣場も何も無いただ浴槽だけの露天風呂があって、これが当地唯一の共同浴場なのだが、いくら大川の渓流沿いの景観地に立地しているとはいえ、公衆の面前にだらしない肉体を曝け出すことはこの上なく恥かしいため、適当に宿を見つけてそこでお湯を借りることにした。

 列車が駅構内へ進入する際に、その車窓から日帰り温泉ができると書かれてある看板を提げた民宿を見つけ、早速そこへ行ってみた。民宿えびすや。一軒何の変哲も無い駅前の民宿かと思いきや、そんじょそこらの宿とは全然違ったのである。まず駅からの道の右側にある本館で500円を払ってから、反対側にある露天風呂入口へ向かう。階段を降りるとやがて露天風呂がお目見えするのだが、その眺望たるや一見しただけで息を呑んでしまう。眼下には大川の渓谷美が何ら遮るもの無く広がっているのだ。川を流れる水は清く澄み、川中を泳ぐ魚の様子までよく見える。また対岸には夫婦岩と呼ばれている奇岩がそそり立っており、渓谷の険しさをより一層際立たせている。眼下を流れる渓流、そして視線を上に上げればこれでもかと云うほどの青葉と青空。なんと素晴らしい露天風呂だろうか。私が訪れた日は猛暑真っ只中だったのだが、渓谷を眺めているとまるで秋を思わせる川からの涼しい風が吹き抜け、湯上りの肌を優しく拭ってくれたのだった。

お風呂には備付品はなく、ただ腰掛と桶があるだけ。水道の蛇口一つを除けばカランもない。しかしその素朴さが渓谷の自然美に不思議と似合っているようにも感じられる。無為の境地とでも云うべきか。
お湯は無色透明無味無臭の弱アルカリ単純泉で、ここのお風呂は岩風呂状になっている。浴槽の横から突き出ている塩ビ管からは熱いお湯が出ていた。湯野上温泉は下流に大川ダムが建設された時点で昔からの源泉は全て水没してしまったため、その代替となる源泉が掘削されたのだが、しかし供給量などで問題が発生したため、共同集中管理システムにより源泉のお湯を一旦集めてから分配している。だからこの露天風呂のお湯がどの源泉のお湯かはわからないわけだが、温泉のお湯は有限であるから、これも致し方ない。地元の人の苦労を一顧だにせず共同管理体制を一方的に邪道扱いするわけにはいかないだろう。

 
     左:露天風呂 右:風呂からの眺望

トップこのページのindex


野岩鉄道


川治湯元駅 川治温泉 薬師の湯(露天風呂)

所要時間(片道)徒歩約10分

<行き方>
駅を出たら案内表示に従って一旦線路の東側に出、その先のT字路を右に曲がって坂を下る。線路を潜った先に左へ下る急な階段があるのでそれを降り、降りきったら小祠の所を左に折れて駐車場に入り、川沿いの歩道を看板に従って歩く。
川沿いの運動広場駐車場に駐車可能。

所在地:栃木県塩谷郡藤原町大字川治277
MAPIONによる地図表示

電話:0288-78-0229

営業時間: 5/1〜11/30…7:00-21:00 12/1〜4/30…9:00-21:00

定休日:12/1〜4/30:金曜、それ以外は無休

入浴料金:300円

泉質等:単純泉


鬼怒川温泉の奥座敷とでも言うべき川治温泉唯一の共同浴場は男鹿川沿いにある露天風呂である。このお風呂は歩道専用の橋の袂にあるのだが、橋の上や対岸の旅館の窓からは風呂の様子が完全に丸見えなので男性用となっており、女性は傍に建てられた新しいお風呂へ入ることとなる。露天風呂の醍醐味は裸ならでは開放感にこそあるのだが、ここの場合は開放感を通り越してちょっとした羞恥心が働くかもしれない。

丸見えの方の露天風呂はそもそも混浴となっているらしく、私が訪れた時には地元のオバチャンが臆面もなく堂々とお湯に浸かっていた。私は男性なので、オバチャンと共に丸見えのお風呂に入る。
露天風呂の浴槽にはバルコニーに囲まれた岩風呂と、コンクリートの屋根が被せてある吹きっ晒しのお風呂の2つがあり、前者の湯加減はちょうど良くて後者はちょっと温めであった。岩風呂には奥にボイラーが潜んでいそうなステンレスの鎧戸があり、その傍からホースが突き出ていて源泉と思しき温いお湯が勢い良く出ていたのだが、後者は源泉が注がれるだけで加温装置の吸入・吐出口らしきものはなく、オーバーフローしたお湯がそのまま川へ捨てられているだけだった。この状況から推測すると、岩風呂のお湯は源泉を注ぎつつボイラーで加温し、吹きっ晒しの方は源泉そのままのお湯なのかもしれない。

ネットや雑誌等で紹介されている写真だけを見ると、渓流沿いの露天風呂で実に気持ちよさそうなお風呂であるが、先述の通り入浴の様子は橋や対岸から思いっきり見られてしまい、いまひとつ落ち着いて入浴することができない。また対岸には鉄筋コンクリート製の旅館が建ち並び、しかも全て建物の裏側であるため、お風呂からの眺望は正直なところ決して美しいとはいえない。尤もこれは男性用露天風呂から見た景色の話であって、女性用のお風呂から見た景色は別かもしれない。
備付品なし

 
     左:男性用風呂入口 右:露天風呂の様子

トップこのページのindex


風色トップこのページのindex奥羽本線2上越線メール

(c) 2003 K-I All rights reserved.